私が女性専門整体院を開くまでの道のり　21 自業自得

忘れなきゃいけないの過去なのに鮮明に思い出す二十歳の美雪ちゃんはとてもネガティブでした。

過去の自分を上から見ているような感覚でした。二十歳の美雪ちゃんに言いたくなります。

「あんた、振られるの当然でしょ」と、

私のことを本当に好きになってくれていると、感じれることもありました。

最初のきっかけは、不純だったかもしれない。

でも本当にＡ君は私を好きになって必要としてくれていたと思うのです。

「出張でずっと会えてないんだから〇日は絶対定時に帰ってこいよな」

「出張の間ずっと美雪に会いたいと思って過ごしてたよ」

こんな言葉も沢山もらっていたことも思い出したのです。

私の考え方、私の行動がＡ君に別れを切り出すように仕向けていた。こんなネガティブな私によく付き合って側にいれくれたなと思うほどです。

Ａ君が付けている香水の匂いが好きでした。寒がる私にかけてくれたジャンパーは香水の匂いがします。なんて名前の香水だろう。Ａ君に聞けず、、Ａ君の匂いに包まれる時間がとても好きでした。

香りね香水じゃなかったのです。彼の体臭でした彼から香る匂いを嗅ぐと、私は身体の力が抜けて立っていられなくなるくらい好きな匂いでした。《こんなに大好きで大切な人を私が自ら別れを選んだ》と知りました。

涙が止まりません、あぁなんであんな行動をしてたんだろう、必要な人を自ら手放したんだろう。

Ａ君は今何をしているか、どうしているか分かりません。会って話をしたい二十歳の自分に区切りをつけて消化したい。

でもその前に《Ａ君を好きだった人》から《Ａ君が大好きです》と今、私の心にＡ君にいることを認めてあげることにしました。Ａ君を忘れることを諦めて今好きな人はＡ君だ！と。

「Ａ君大好きです」と自分の声を自分の身体に聞かせてあげることにしました。

大好きです。大好きです。涙が出てきます。まだ心がブレーキをかけます。（好きになっても意味ないよ）（好きになっちゃいけないよ）（相手に迷惑をかけるんだよ）心の中のブラック美雪が囁きます。

新発田市の女性専門ハンドニスト整体院には、ブラック美雪が潜んでおります。