存在が迷惑　女性専門整体院を開くまでの道のり　33

4泊5日の最終日。手間暇かけて作られた毎日の食事に感動し、皆さんが感想を述べた時には皆さん涙していました。最後に断食の講師の方が「この女性はね沖ヨガの先生だよ。沖ヨガでこの先生を知らない人はモグリって言われているよ」と私に話しかけてきた60代の女性のことを話しました。私は60代に見えましたが70代かもしれない、黒髪で白髪染めをせず老眼鏡をかけず、講義中分からない漢字があれば辞書で調べていた女性でした。私もそんな女性になりたい、ヨガって凄い。

　断食セミナーに参加したのは、当時胸が痛く苦しかったので改善出来ればと思い参加を決めました。

肉・魚・添加物を取らないような食生活に切り替えました。これから新しい自分になるんだ。

年明け会社生活に戻りました。しかし頑張っても頑張っても定時に上がれる量しか仕事がない私。「阿部さんにやらせる仕事がない、仕事を任せても見直しに時間がかかり意味がない」惨めでした。単純な入力作業しか出来ない私のパソコンのキーは文字が薄れて何のキーか分からない状態でした。単純作業以外も出来るようになりたいのです。でも、やらせる仕事がないと判断されるほど私は仕事が出来ない人間。「もっと頑張りなせ、迷惑かけねよに」父の言葉が浮かびます。

他部署の業務は同じような作業ですが、何故かお手伝いの時には（見直しに時間がかかり意味がない）とは言われませんでした。他4人が残業し私が他部署の手伝いをして定時に帰っていることが部長に知られると課内で業務を回して課内の残業時間削減に勤めるように部長から言われます。

「阿部さん頼むっけ他の部署の仕事しねで、業務を定時まで時間を持たせてくれや。」と課内メンバーから言われます。私の存在事態が職場に迷惑をかけていました。人生で一番具合が悪い状態からこの職場で10年。具合が悪い時期も迷惑をかけていましたが、元氣になって働けるようになってもミスが多く迷惑をかけている状態でした。10年後、なんとか人の役に立つ人間になりたいと心に決めました。

女性専門ハンドニスト整体院