ねばならない　女性専門整体院を開くまでの道のり　24

20歳でお見合い

「結婚は24歳までに絶対しねばね（しなければならない）子供は3人以上、おめは婿取りだすけ婿取らねばね（ねばならない）」幼い時からずっと言われ続けられた言葉です。

誰かを好きになっても婿に来てくれる人しか好きになってはならない、まずは婿に来てくれる条件をクリアした人を好きになるしかない、そして24歳で絶対に結婚しなければならない。

そう思ってきた人生、お見合いの話が出たのは当然のことでした。

父は私の為に一生懸命「婿に来てくれるしょ（人）いねろかね（いないでしょうか）」と色々な人に声をかけていました。「おめが結婚できるようにおめが婿取れるように」全ては私の為。お見合い写真を見て、（会いたくないな、会話弾まなさそう）そう思いましたが、写真だけで判断するのは失礼だと思い会いました。紹介してくれた方含め3人で食事をし簡単な自己紹介をし、食事後2人でドライブに行きました。楽しいと思えない、会話も続かない、いや、ここで好かれるより脈ナシと思われた方がいいな、そう思い沈黙が多く、ただただ外を眺めるドライブをしました。しかし、次にまた会いましょうと誘われてしまったのです。その場では断れず、誘われた日にちの前日に母に相談しました。「誘われたけど会いたいと思えない人だった」「あわねで（会わなくて）いいさ断りなせ（なさい）、なんだかね、あんなしょね」母もあまり乗り気ではありませんでした。母の言葉もあり私は断りの電話をしました。

その後、父に私から伝えました。父「婿もらうしょ（人）からな断らんね（断れない）だぞ、どーしょ紹介してくれたしょに謝りに行かねばね（行かなければならない）」母もその場にいましたが、母は何も言いません。私だけが悪者になりました。絶対に断っては行けない、相手が私を気に入れば結婚するしかない。そんな、お見合いだったことを後で知りました。私には選択権は無い、紹介してくれた人に申し訳ない、紹介した方に失礼なことをした娘なので父に怒られました。これ30年前の話です。なんだか古臭いですが私が育った環境です。

新発田市の女性専門ハンドニスト整体院お見合い断ってなかったら開業してなかったかな？