初恋 女性専門整体院を開くまでの道のり 25
2023/01/27
初恋
夏休みに買った水色の汽車のデザインのキーホルダーとE君へのラブレターをランドセルにずっと入れていました。冬なのにまだ渡せていない。
その前に年賀状をE君に出そう。でも、名前を書く勇気が無く「紫色の好きな女子より」と書きました。友達への年賀状を束にして部屋に置いていたのですが、父が「お姉の好きな色は紫」と突然言ったのです。ニヤニヤしていました。見られたんだ、出すの止めよう。でも、せっかく書いたのだし投函しました。
E君に私だと伝えたい、でも伝えられない。そんな時、隣の席のF君が私のランドセルをいじっています。「何これ?」「あっそれダメダメ、見ないでっ」必死にその手紙を奪いました。
「それなんなんだ?」「隣のクラスのE君に手紙書いたんだ、でも渡せなくて・・」「オレ渡してやろうか?」「えっいいの?お願い渡して」「なんかオレも緊張するな」そんな会話をして数日後、E君に手紙とキーホルダーが渡りました。それからE君に無視されるようになりました。私にどう接すればいいのか分からなかったんでしょうね。
それでも私はバレンタインデーにチョコを渡したのです。黄色い包みの550円のチョコ(値段も覚えています笑)E君は人気者でチョコを沢山貰っていました。手紙を渡したのは、他の人にバレていませんがチョコは私が渡したのでみんなにバレました。
体育館を歩いていると「阿部美雪もE君のこと好きなんだって〇〇ちゃんの方がずっとかわいいのに」ブスな私が誰かを好きになったら良いことなんて起きないんだ。
父はニヤニヤするし、E君からは無視されるし、後ろから、〇〇ちゃんの方が、、なんて言われるし散々でした。
E君からは中三になっても無視され続けました。小2で転校して来た時からE君が好きでした。
スポーツも勉強も出来てずっと笑顔のE君は憧れでした。キラキラしていました。
私のような存在が人を好きになっても良いことなんて何もない。迷惑にしかならない。
一生、人を好きになることをやめよう。心に刻みました。その後好きになったのは18歳の時、A君
新発田市の女性専門ハンドニスト整体院 小学生で私の存在が、迷惑なことだと気付いていました。
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