心の痛みも身体に影響します女性専門整体院を開くまでの道のり　58

ヨガ教室は足首回しと首の柔軟から始まります。今ここ集中が出来ず涙が出てきます。涙を流しながら首を回す私に先生も氣付きます。

「貴女なにか持っているわね。出し切りなさい」先生とヨガ友の3人で呑みに行きました。

私の我慢が足りず離婚したこと、幼少期からの身体の痛みが、身体と心に大きく影響していることを知ったこと、自分を否定し続け息子を嫁ぎ先から置いて家を出たこと、40過ぎても10代に好きだった人のことを忘れていない自分に氣付いたこと、料理もお酒も呑まず喋り続けました。涙がでます。

「私は酷い女なんです。ダメな人間なんです」

先生「幼いお子さんを置いて出てこなきゃいけないくらい辛い状況だったんでしょ」

「違います。私が悪いんです。私が酷いことをしたんです」

先生「全ては修行ですよ。悪いとか酷いではなく経験なんです。」

「こんな修行やりたくない」

先生「思考が自分を変えてくれます。なりたい自分を願って言葉にしなさい」

「、、分かりました。やってみます。」

（Ａ君を忘れよう，Ａ君のことは何とも思っていない。過去のことだ）

自分の思考が変わればＡ君を忘れられる。この言葉を唱えます。唱えると涙がでそうになります。辛くて苦しい作業ですが前に進むためです。グダグダと割り切れなかったのですが唱えることで消化できるのだ。と信じてやり続けます。

身体の痛みが楽になってきたと思ったら、心の痛みが出てくることにショックを受けました。会社での人間関係の悩みもそうです。私が頑張っても頑張っても、他の方の残業時間を減らすことが出来ません。私も仕事量は増えたのですが一番残業時間が少ないのは相変わらずです。

このまま仕事をしたら、また身体を壊しかねない。でも会社員として効率よく進めることは毎日続ける必要がある。職場のメンバーは「大変、大変」と言い続けます。

後輩「美雪さん、周りの人の言葉聞き流していいんですよ、美雪さん頑張り過ぎなんですよ」

「でも私が一番仕事していなくて、、」

後輩「そんなことないですから」

「会社で一番楽して楽して稼いでいるって言われたことあるし、、」

400人中最下位の私は、なんとか普通になりたいのですが、なれないのです。

それぞれ担当があり仕事量は計ることが出来ない。参考になるのは残業時間くらいです。仕事量が増えても効率が上がれば残業時間は減ります。何度も何度も仕事量を増やしてもらっても最下位から脱出が出来ないのです。なんで私はこんなに出来ないのだろう。

Ａ君と再会し心が揺れた私は「もっと頑張りなせ」「我慢しなせ」「迷惑かけねよに」をまた呪文のように唱え始めたのだと思います。

新発田市の女性専門ハンドニスト整体院　前に進みたいのにブレーキをかけている自分がいました。