お客様にお伝えする時の言葉

痛みと向き合う。今までの経験からお客様にお伝えする時、

「痛みはバームクーヘンのように層になっていて、一番上の層の痛みが楽になると次の層の痛みを感じれるようになってきます。」

「山脈のように一番高い痛みが楽になる（山が削られる）と、二番目の高い山が一番高く見えるように痛みが一番強く感じるようになります」とお伝えしています。

お客様「あぁ～」と少しため息交じりの声を出される方もいらっしゃいます。

右肩が一番痛いと思っていたけど、右肩が楽になると左肩の違和感を感じれるようになり、その左肩が楽になれば、今度は右肩の痛みに気付くようになる。

エンドレスのように感じるように思えますが、《風邪の引き始めに気付けるようになってきた方が早めに対処できるようになる》ことと同じなんですよね。

こんなことを繰り返し繰り返し体験させて頂いたことで私はお客様との時間を共有できるようになりました。

 

正座をしていると足がしびれてきて、その後足の感覚が無くなる。血流が悪くなると感覚が無くなるほどになります。

「美容室で肩を揉んでもらうと肩こりですねと言われるんですが、私痛くないんですよ」

こういった方は血流が悪くなりすぎて感覚が麻痺しているのです。

「肩が痛くないのは感覚が麻痺しているからです。今回の施術が《寝た子を起こす》ことになる可能性があります」とお伝えすることもあります。

 

血管をゴムホースに例えることもあります。

冬の風にさらされたホースは固く、中の水も凍りやすい、流れている水は凍りにくい。

ゴムホースがねじれたりよじれたり年数が経ち劣化してくるとゴムホースも固くなってきます。

痛みの原因は血流の悪さ。

対処としては温めるです。冷えは万病の元、ホットパック等患部を温めることも必要ですが、身体を動かして血流を良くして温める方法も有効です。

現代人の痛みの原因の第一位は《運動不足》とか(笑)耳の痛い話です。