変化を感じる女性専門整体院を開くまでの道のり　62

　分社化で何度も社名が変わっていた会社でしたが、今回はそんな社名変更ではありません。完全に会社が別会社になるのです。工場が丸ごと買い取られたのです。

　10月になりＢ社の副社長、統括部長の2人が新発田工場に配属となりＢ社として動き始めました。永年勤続表彰の対象は9月末まで勤務した者。9月末までＡ社で10月からはＢ会社。あと1カ月遅くにＢ社になってくれたら良かったのですが、、

　Ｂ社になると、経営哲学の本を1人ひとりに手帳サイズからＢ５サイズの物まで10冊ほど渡されました。本を読んでみるとヨガで学んでいることと同じようなことが載っていました。毎朝、朝一番に経営哲学の本を1章ずつ読みます。読んだ後に感想をシェアします。（これヨガ教室でやってる輪読だ）自宅に持ち帰り本を読みました。そして経営哲学の本と一緒に名刺が配られました。Ａ社時代は職場の中で女性は私1人で私だけ名刺がありませんでした。なんだか今までの会社とは違う感じがしました。

　11月になっても永年勤続表彰の話はありません。仲良くしていた他の部署の部長にグチります。

「美雪ちゃん大丈夫行けるでしょ」

「行けるって表彰の日か決まらなきゃ行けないじゃん」

「12月ご飯連れてってあげるからさ中村天風って知ってる？」（12月は私の誕生月）

「えっ知らない」

「日本にヨガを伝えた人だよ、Ｂ社の経営哲学の本に名前載っているよ」

私は勉強不足で中村天風さんを知りませんでした。

　表彰の話がなくヨガ教室で先生に相談します。

「美雪さん、そんなこと言わないで何か良い方法があるかもしれないよ」（前もそう言われたけど）

「美雪さん上司に相談してみたら？」

（課長に相談したところで工場が丸ごと買い取られたんだもの）

「分かりました上司に相談してみます」（でもダメもとで言ってみよう）

「中村天風さんは沖先生とも繋がりある方だよ、輪読は天風さんがやっていた方法だ、それを沖先生も真似たんだよ。」

同じ住所の同じ建物に毎日通っていた私ですが何かが大きく動いているようでした。

新発田市の女性専門ハンドニスト整体院　とても不思議な感覚てした。